ADHDの
愛しき子供たちへ
ヒロ先生から。読むのに3分。
忘れ物をしても、別に何かが悪いわけではない。
君が悪いのではなくて、忘れやすい脳に、忘れないことを求めた仕組みのほうが、合っていなかっただけだ。だから、忘れても大丈夫なように、仕組みを作っておけばいい。玄関に置く、紙に書く、人に「忘れっぽいから言ってね」と先に頼んでおく。それだけのことで、「忘れ物をする子」は「ちゃんと準備する子」に変わる。中身は何も変わっていないのに。
何かに夢中になってしまったら、それを生かして、クリエイティブに生きていけばいい。
呼ばれても気づかないくらい夢中になれるのは、才能だ。世の中のたいていの人は、そこまで夢中になれない。だから、その集中を叱られたら、叱った人のほうが、その集中の価値を知らないのだと思っていい。君がやることは、集中を止めることではなくて、集中を向ける先を選ぶことだ。
欠点がない人間などいないのだから、気にすることはない。
君の欠点は目立つ場所にあるから、人に見つかりやすいだけだ。目立たない場所に欠点がある人は、見つからないだけで、ちゃんと持っている。見つかりやすい欠点を持って生まれたぶん、君は早くから「自分の欠点との付き合い方」を練習できる。これは大人になってから、ものすごく効いてくる。
もし、それを非難する人間がいたら、そんなのからは離れればいい。
君を直そうとする人と、君の使い方を一緒に考えてくれる人がいる。後ろの人のそばにいなさい。前の人からは、離れていい。逃げるのではない。咲く場所を選ぶのだ。その場所で咲けなければ、違う場所で咲けばいい。
愛しきADHDの諸君。幸せに、楽しく生きてください。
このサイトに書いてあることは、全部そのためにある。合う勉強法も、合わない勉強法も、周りからどう見られやすいかも、そのときどう言えばいいかも。君が自分を責める時間を減らして、楽しく生きる時間を増やすために書いた。
愛しき子供たちよ、幸せになっておくれ。
ヒロ先生
親御さんへ
この手紙は、お子さんに向けて書きました。でも、いちばん読んでほしいのは、親御さんかもしれません。「忘れ物をしても悪くない」「夢中になるのは才能」「欠点は誰にでもある」「非難する人からは離れていい」。この4つを、家の中で、親御さんが先に言ってあげてください。子どもは、言われた言葉で自分を作ります。
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